
J-SOXの評価範囲の決め方|重要な事業拠点と勘定科目の選定手順
J-SOXの評価範囲は「売上高の2/3」と「3勘定」だけでは決まりません。実施基準の原文をもとに、全社的な内部統制の95%基準、重要な事業拠点の選定、勘定科目と業務プロセスの追加、判断事由の文書化まで記入例付きで解説します。
AUDIT THEME
評価範囲、3 点セット、RCM、全社的な内部統制、2024 年適用の改訂。
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J-SOXの評価範囲は「売上高の2/3」と「3勘定」だけでは決まりません。実施基準の原文をもとに、全社的な内部統制の95%基準、重要な事業拠点の選定、勘定科目と業務プロセスの追加、判断事由の文書化まで記入例付きで解説します。

J-SOX評価は「評価時点は期末日」「不備は期末日までに是正」という2つのルールから逆算して組み立てます。3月決算のモデル年間計画表、四半期ごとの作業と成果物、ロールフォワード、期末後の報告書作成までを基準の原文とあわせて解説します。

整備状況評価は「規程どおりに運用されたらリスクを十分に低減できるか」を確かめる手続です。実施基準の判断基準、ウォークスルーの位置づけと5つの手順、統制ごとの確認観点、そのまま使える記録様式の記入例までを解説します。

J-SOXの運用状況評価は、質問・閲覧・観察・再実施を組み合わせ、期末日の有効性を示す手続です。実施基準と内基報1に沿って、母集団の確定、25件の意味、テスト属性の決め方、期中評価後のロールフォワード、調書の記入例まで解説します。

J-SOXで不備が見つかったとき、開示すべき重要な不備かをどう判定するか。実施基準に沿って、影響が及ぶ範囲、発生可能性、税引前利益の5%目安、質的重要性、補完統制、不備の合算、全社統制とITの不備の扱いを設例付きで解説します。

開示すべき重要な不備も、期末日までに是正し運用を確かめれば内部統制は有効と評価できます。実施基準と内基報1に沿って、是正計画、是正後の運用期間と再テスト、ロールフォワード、期末日後の是正の付記事項、前年度不備の是正状況の記載まで解説します。

J-SOXの決算・財務報告プロセス(FCRP)は、全社的な観点で評価する部分と個別の業務プロセスとして評価する部分に分かれます。実施基準の定め、統制の設計例、RCM記入例、少ない実例での運用評価と期中前倒しのコツを解説します。

J-SOXで最も重要な販売プロセスについて、受注・出荷・売上計上・請求・回収の5段階ごとのリスクと統制をRCM記入例で解説。収益認識基準との関係、期末のカットオフや押し込み販売など不正リスクへの備え、運用テストの要点も紹介します。

購買プロセスの内部統制を、購買依頼・発注・検収・計上・支払の段階ごとに解説。3点照合が効く理由、RCM記入例、架空仕入先や口座変更詐欺などの不正リスク、取適法やインボイス制度との接点、運用テストの要点まで実務目線でまとめます。

J-SOXで原則的な評価対象とされる棚卸資産。実施基準の「3勘定」の考え方から、入出庫・実地棚卸・差異処理・原価計算・収益性低下による評価減までのリスクと統制を、アサーション別の表とRCM記入例、棚卸チェックリストで解説します。

内部統制の限界とされる「経営者による無効化」を、2023年改訂の実施基準と監査基準報告書240で整理。兆候の見つけ方、取締役会・監査役等・内部監査による対策、仕訳テストや見積りの偏向の検討など対応手続を、チェックリストと抽出条件の表で解説します。

金商法24条の4の4に基づく内部統制報告書の書き方を、内部統制府令の様式と2023年改訂の実施基準で解説。評価範囲の判断事由、4つの評価結果、開示すべき重要な不備の記載、付記事項、訂正報告書の記載事項まで記載例とチェックリスト付きで整理します。